2019年10月20日
Scotch Whiskey スコッチウィスキー

ある日
カウンターに 一人
白いスーツに 白のポーラーハットをかぶった70代の男性
スリムな体に口ひげが良く似合う お洒落な お爺さん
ここに来る前に 新宿のとある スポーツバーで観戦してきたという・・
暫く 目の前のボトル棚を眺めた後、 スコッチウィスキーを オンザロックで御注文
そして 一言
ラグビー 負けたね・・
WORLD CUP RUGBY
日本 × スコットランド
おいおい
この後、 仕事を終えたら 観戦 ( 録画済 ) 楽しみにしてたのに・・ (笑)
たった一言で 今夜の楽しみを奪われる・・
そんなことは 店 に立つ身としては よくある出来事

最近
映画やドラマ、小説本には BAR のシーンが少なくなった
さり気ないシーンでも
演者がグラスを傾ける小道具は 物語りに色を添えるんだけどな・・
ジェームスボンド役の ショーンコネリー がタキシード姿でオーダーするのは
GIN ではなく VOKA の ドライマティーニ
彼はロシアの血を受け継ぐからか・・
そんな 映画の中にさりげなく練り込めた 脚本家の 意図を読み解くのも面白い

テレビドラマでは 浅野温子が 重ねたワインの木箱を椅子代わりに腰かけ グラスワインを飲んでいた頃・・
日本はバブル期だった
その当時 映画やドラマでは よく BAR のシーン が出てきてた

映画 恋の行方 ( The Fabulous Baker Boys ) では
ジェフ・ブリッジ 兄弟が ギャラの代わりに クライアントから 貰ったバーボンは
’ Old Weller 107° (オールドウェラー 54°)
数々のウィスキーが 終売され行くなかで
このバーボンも 今はもう手には入らない ウィスキーのひとつ

最近では この映画
ジョン・ウィック
キアヌリーブス の飾らないカッコ良さが際立つ映画
サブミッションを取り入れたファイトアクションや
彼が滞在するホテルやバーの奥深さを表現したシーンは 超絶


シネマカクテルも多くが誕生し
ウィスキーベースの ゴッドファーザー も 映画から由来していることは有名

< ギムレット には早すぎる >
これは レイモンドチャンドラー著 の 私立探偵フィリップマロー で有名なセリフ
彼の居場所は BAR で始まり BAR で終わる
時に・・
BAR 遊びを熟す (こなす) オトナ達の間では
< バーテンダーの腕を見極めるなら ドライマティーニを >
なんて、 そんな風潮があるけど・・
俺がもし、そのプロバーテンダーを信用したいのなら
ギムレット をオーダーしてみる

< Gimlet ギムレット >
ライムジュース と ドライジン をシェイクするだけの シンプルなカクテルだけど
作り手の 舌の感度が高くないと失敗する
ライム果肉の絶妙な入り具合と
グラス上面にクラッシュした氷で蓋をするハードシェイクは 簡単なようで難しいカクテルのひとつ

< 男ならば 行きつけの BARを 一つは持つものだ >
そんなことを教えてもらったこともある
近頃は
シェーカーを扱えるバーテンダーが存在しない BAR があるというから 驚きだ
最近、都内にはシェアハウスが増え 経営する各店舗にも外国からの来客が多くなってきた
欧米では BAR で過ごすのは当たり前の様で
ニューヨークやロサンジェルス フィンランドやイングランド・・
ここ、 渋谷店へは 様々な国々から渡航者が来店してくる

So sweet !
Hunter ( 最右 ) と Grant 家族は テネシー州から来日
ハンターと奥さん ( 中央 ) は共に外科医

グラント! ジャックダニエルは 最高だよ!
とても優れた酒だよね!


それに・・
最近行われている ラグビーワールドカップの影響か
体がメチャ大きいお客様も いっぱい増えた
この男性 4名は ウェールズからの渡航者
1人は以前 ラグビー選手だったそうだ
皆んなの話を聞いてみると それぞれ 自国に誇りを持っているなぁ・・

Thank you for helping Japan ! 8Year's ago!!
こちらは
サンディエゴ(カリフォルニア)から観光で来日した
Bob と Michel の兄弟
マイケル(右)は 地元で活躍する ロックミュージシャン!

彼の主なセクションはギターだけど
動画では ロバートプラント ( Led Zeppelin ) の vocal コピーも完璧にこなす
ハイトーン Voice ・・ 本物 (プラント) かと思った (笑)

友人の Chris も合流
身長 194 cm の クリスは Navy (US海軍)
200 kg のベンチプレスを持ち上げる 怪力の持ち主



Bar を Attend (アテンド) する バー アテンダー
欧米の文化では
バーテンダーは 社会的 にも認められた 立派な一つの職業
彼ら(欧米人)は 自分の仕事にプライドを持ち 他人の仕事 にリスペクトを表す
< 仕事ばかりが秀逸でも つまらない >
大統領の様に仕事をこなし 王様の様に遊ぶ・・
人生のアフターを彩る(いろどる)本物のバーテンダーは
今夜もどこかに佇んでいる
そんな店を 不意に探し出せるのも クールなオトナの感性かも
そして
爺さん・・

日本 勝ったぢゃんよ!
それも めちゃくちゃ良い試合
< ラグビー 負けたね >
なぜ あのセリフ・・
試合の後、
まっすぐ帰らず ポーラーハット を片手に 一人
Bar で Scotch whiskey を飲み干す・・
ハンフリー・ボガード ばりの 渋い 男の作法
洒落てるね (笑)
Peace you all !